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第1章 九州新幹線とは

■九州新幹線開業までの道のり
 九州新幹線はそもそも、1970年(昭和45年)に成立した「全国新幹線鉄道整備法」により計画された整備新幹線として、1973年(昭和48年)に九州新幹線鹿児島ルート(福岡〜鹿児島)ということで計画された。しかし、オイルショックや国鉄の財政難で具体化されなかった。
 その後、長い間計画は凍結していたが、計画から18年後の1991年に在来線の高速新線として工事が着工されたが、2001年にフル規格での建設に変更された。そして、2003年3月2日にレールがつながり、走行試験を経て、今回、新八代〜鹿児島中央間の部分開業に到った。
 なお、博多〜新八代間の開業は8年後の2012年と言われている。


■九州新幹線(新八代〜鹿児島中央間)の概要
総延長約127.6km
設置駅新八代・新水俣・出水・川内・鹿児島中央
最速到達時分34分(開業前 約2時間10分)
使用車両800系新幹線電車
最急勾配35パーミル
電気方式交流25,000V 60Hz


■800系新幹線電車の概要
最高速度時速260キロ
編成6両
定員392名
座席配置2&2の横4列
車体アルミ合金製
製造所日立製作所
モデル車両700系新幹線電車
▲700系新幹線


■肥薩おれんじ鉄道とは
 九州新幹線の開業と共に新しく出来る鉄道会社が「肥薩おれんじ鉄道」だ。肥薩おれんじ鉄道は鹿児島本線八代〜川内間をJR九州から引き継いで経営する。
 これは整備新幹線建設条件に並行在来線の経営分離というのがあるためで、同じく整備新幹線として建設された長野新幹線では「しなの鉄道」ができ、東北新幹線八戸延長開業時には「IGRいわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」ができた。そして、これらの会社は、県や市町村の住民が出す税金で作られた第三セクターの鉄道会社である。
 社名は肥後(熊本)と薩摩(鹿児島)の旧国名と、甘夏みかんなどの柑橘系の産地であることから命名された。


  第2章 見慣れた景色と小さな変化へ


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