進路について中学時代中学時代19■ 培った人間力が社会で生きる 「ルールを守る」「相手を思いやる」「やるべきことをやり遂げる」という豊山で培った人間力が、現在の社会人生活に生かされています。私は中高6年間、水泳部に所属し、挨拶や先輩との接し方、ルールを守る大切さを厳しく教え込まれました。競技と向き合いながら高いパフォーマンスを発揮することが求められた経験は、社会に出てから必要とされる力につながる部分が多く、豊山では「人間力の基礎」をしっかり固めることができたと思っています。 現在はシステムエンジニアとして、利用者のニーズをどう形にするか判断に迷う場面も多くあります。そうしたとき、よく先輩社員に相談するのですが、日々の仕事を丁寧にこなし、相手をリスペクトする姿勢を持っていると、周囲も親身になって対応してくれます。豊山で身につけた人間力があるからこそ、仕事を円滑に進められていると実感しています。■ やり遂げる力が⾝につく環境 豊山での6年間を通じて、「最後までやり遂げる力」が身についたと感じています。水泳部では自己ベスト更新を目指し、日々の練習に励みながら、勉強との両立にも力を注ぎました。授業の復習を⽋かさず、次のテストで上位を目指す努力を続けました。また、部活動も勉強も「今の自分に何が足りず、何をしなければならないのか」を考えながら取り組んだ結果、定めた目標に対してやるべきことをやり切る力が養われました。 さらに、豊山には切磋琢磨できる仲間がいます。私の友人は共通して、困ったときは助け合い、成功を讃え合うマインドを持っていました。仲間と支え合いながら成長できたことは、豊山ならではの貴重な経験でした。■ ⾃分だけの誇れる経験を 豊山には腰を据えて、何かに打ち込める環境が整っています。私は勉強も部活動も、先生方がきっかけを与えてくれ、仲間と共に頑張ることで充実した学生生活を送ることができました。豊山での経験は、人生の土台となり、次のステージでの活躍を後押ししてくれます。これから豊山に入学する皆さんには、ぜひ何かに夢中になって、胸を張って自慢できるような経験を積んでほしいと思っています。■ 憧れを追い続けた先に 「スポーツ実況」をしたくてアナウンサーを目指し、全国の放送局を受験しました。その中で内定をいただいた沖縄のケーブルテレビ局に就職し、現在はディレクター業を兼任しながら、高校野球や中学駅伝の実況、情報番組のナレーションやリポーターなどを担当しています。■ 豊山で培った人との向き合い⽅ 取材では、初対面の人の本音を引き出すことが大切です。豊山には、多様な個性を受け入れる大らかさがあり、その環境の中で分け隔てなく人と接する力が身につきました。また、日々の「挨拶」「返事」といった基本的な礼儀を徹底的に教わり、良好な人間関係を築く礎を、豊山が与えてくれました。■ 仲間と切磋琢磨した日々 私は中学入学当初は成績が良くありませんでしたが、知的好奇心を揺さぶる授業のおかげで勉強が楽しくなりました。特進クラスでは、難関大学を目指す仲間と互いに競い合い、教え合うことで学力を向上させ、高校3年時には学年上位の成績となり、指定校推薦で大学に進学しました。また、文化祭の演芸コンテストには6年連続一人で出場し続け、高校2年時には「ひとり甲子園」の完コピを披露して優勝。友人や先生が全力で盛り上げてくれたあの瞬間は、今でも忘れられません。■ 豊山で得た一生の財産 豊山の先生方は、生徒一人ひとりに親身に寄り添い、多くのことを教えてくださいました。進む道を迷ったとき、在学中にかけていただいた言葉をいつも思い出しています。また、高大連携教育プログラムを活用し、法学部新聞学科の講義を大学生と一緒に受講した経験も貴重でした。高校生のうちから大学の雰囲気を肌で感じ、ジャーナリズム論の基礎を学んだことが、今の自分につながっています。■ 豊山を目指す皆さんへのメッセージ 豊山には、個性豊かな仲間と切磋琢磨しながら成長できる環境があります。男同士、見栄を張らずありのままの自分で過ごせた時間は、今では宝物です。どんなに格好悪い姿でも受け入れてくれる仲間が必ずいます。また、中高時代に多くの人と関わり、交流の場を広げることも大切だと感じています。皆さんも豊山で、多くの挑戦と経験を積んでください！2016年度 卒業生 豊山中学・高校出身日本大学法学部公共政策学科 卒業 現在 通信会社勤務坂 勇佑2016年度 卒業生 豊山中学・高校出身中央大学経済学部経済学科 卒業 現在 沖縄ケーブルネットワーク株式会社鈴⽊ 雄也OBイン01
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