
進路・進学進路指導
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将来を見据えた将来設計
凜とした男子力を備えた社会人として、さまざまな分野に貢献する人材の育成を目指します。そのために、まず自分を知り、自分が将来どのように生きていくのかを考えさせます。

日本大学への3つの推薦
- 基礎学力選抜
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日本大学の全付属高校生が受験する基礎学力到達度テスト(高校1年4月を除く全3回)の成績などによって選抜されます。
- 付属特別選抜
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高校3年間の校内での成績をもとに、各学部のアドミッション・ポリシーに基づいて示される基準を満たす者が選抜されます。(一部学部のみ)
- 国公立併願方式
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基礎学力到達度テストの成績により、日本大学への推薦権を保持したまま国公立大学にチャレンジできる方式を導入しています。(一部学部のみ)
- 高大連携教育
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本校は日本大学の法学部や経済学部、商学部などと連携教育の協定を結んでいるため、大学の講義や雰囲気を高校在学中に経験することができます。大学の講義を受講し、大学の必修科目を高校在学中に履修することで単位の先取りもできます。 このシステムにより、大学の授業やキャンパスを早く知ることができるため、進路選択に役立つと好評です。
将来を見据えた取り組み
- 高校1・2年 1月小論文(志望理由書)講演会
- 小論文や大学進学の志望理由書を書くことで、自分の適性を見つめ直し、ミスマッチのない進路選択を実現します。講演会では講師を招き、志望理由書の書き方などを説明・添削も行います。
- 高校1年 3月/高校2年 7月社会人セミナー
- 社会の第一線で活躍している様々な職種の方々による講義です。講師の方々の履歴書を見て自分で受講講座を選択し、講師の仕事に取り組む考え方や経験談を聞きます。
- 高校1・2年 3月/高校3年 7・8月基礎学力到達度テスト対策講座
- 日本大学進学のために行われる「基礎学力到達度テスト」を見据え、各学年で講習を行い、対策をしています。特に高校3年次で多くの講座を実施しています。
- 高校2年 4月進路ガイダンス
- 情報収集が不可欠な職業選択・大学選択において、どのような情報を得るべきなのかを知ります。オープンキャンパスで何を見てくるべきなのか、社会で求められている力は何なのかを学びます。
- 高校2年 7月日本大学学部説明会
- 日本大学各学部の講師から、学部の概要や特徴について、説明をしていただきます。日本大学進学を希望している生徒にとって、明確に学部のイメージを掴む機会となります。
- 高校1〜3年 7月まで高大連携教育に基づく
科目等履修生制度 - 高校在学中に、日本大学の法学部や経済学部、商学部などの授業を受講することができる制度です。試験に合格すると、その学部に進学した際に、単位が認定されます。法学部には、さらに法曹コースに特化したプログラムもあります。
生徒インタビュー
中学時代から豊山で過ごしている生徒

2024年度 文系進学コース3年
- 進学先
- 日本大学 芸術学部
映画学科 演技コース
継続は力
- 豊山に入学したきっかけ
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豊山を選んだ理由は、兄が通っていたから。小学生の頃は進路に強い希望があったわけではなく、「兄と同じなら安心」くらいの気持ちでした。高校に入ってから、日大のパンフレットを見て「芸術学部に行きたい」という目標が定まりました。そこからは基礎学力到達度テストの上位を目指し、高2・高3では本気で勉強に取り組みました。その結果、念願の日芸に合格!でも、その道のりは簡単ではありませんでした。
- 高校で変わった勉強への姿勢
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私は勉強が大の苦手で、中1の最初は頑張っていましたが、次第にやる気が落ち、赤点を取ることもありました。高校に入ってからは「留年で親に迷惑をかけたくない」という思いが強くなり、中学で怠けた分を取り戻すべく、必死に勉強するようになりました。でも、基礎学の初回は1万人中8千位。日大には行けないと言われてしまいました。高3が勝負だと覚悟を決め、夏休みはほぼ勉強漬け。精神的に追い詰められ、結果が出ず涙したこともありましたが、最終的には3桁まで順位を上げることができ、「努力は報われる」と実感しました。
- 夢のスタートラインに立つ
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小さい頃から仮面ライダーが大好きで、俳優の演技や変身ポーズに憧れていました。高2のときに日芸の実技対策で演技の授業があって、「演技って楽しい」と確信。さらに日芸のオープンキャンパスで「自分を出せる人を育てる」という教育方針を知り、「ここで学びたい」と強く思いました。夢の実現を支えてくれた家族には本当に感謝しています。
- 豊山で過ごした6年間
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豊山は先生との距離が近く、相談しやすい環境でした。個性的な先生が多く、授業中に歌う先生や、一年中半袖短パンの先生も。男子校なので、みんな遠慮なく全力でふざけ合えるのが楽しかったです。屋内プールやエスカレーターなど施設も充実していて、豊山で良かったと思える学校生活でした。

2024年度 文系特進コース3年
写真:中央
- 進学先
- 関西大学 法学部
6年間の成⾧
- 法律との出会い
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小学生のとき、友達に言われた言葉に何か言い返したいと思ったのが、法律に興味を持ったきっかけでした。調べていくうちに「法律って面白い」と感じ、母と一緒に裁判の傍聴へ。それ以来、法律がどんどん好きになり、高校3年生になるまでに50件以上の裁判を傍聴しました。今では裁判傍聴は、自分の趣味になっています。
- 生徒会⾧としての挑戦
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豊山では、中学から生徒会活動を続け、中高ともに生徒会長を務めました。人と関わることが好きで、大きな組織をまとめることにやりがいを感じていたので、自分から立候補しました。文化祭や体育祭の準備では、直前の1週間は夜遅くまで残って作業し、当日は朝6時に登校。疲れましたが、当日の成功をみんなで喜び合えたときの達成感は、何ものにも代えがたいものでした。
- 法律を学び、広めるために
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高校では、法律に興味のある中高生を集めた学生団体を立ち上げ、法律を学ぶ場を作りました。
SNSや自作のHPで全国から参加希望者を募り、法学部の先生を招いたイベントを開催したり、メンバー同士で法律についてのディスカッションをしています。団体運営では、目的がぶれないようルールを定め、会員が楽しく学べる環境を大切にしています。
- 夢は弁護士!
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高校卒業後は関西大学の法学部に進学し、将来は弁護士を目指します。ただ、それだけでなく「法律をもっと身近に、わかりやすいものにしたい」と考えています。その一環として、「法教育」にも力を入れたいと思っています。学生に法律を学ぶ機会を提供し、裁判傍聴を通じて実際の法律がどう使われているかを知る機会を作っていきたいです。
- 豊山で得たもの
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豊山の一番の魅力は、個性を尊重する大らかな雰囲気です。法律に興味を持っていると話しても、周囲がそれをすんなり受け入れ、興味を持ってくれて、一緒に裁判を見に行ったこともあります。
自分の「好き」を堂々と語れる環境があったからこそ、今の自分があると思います。

2024年度 理系進学コース3年
- 進学先
- 日本大学 スポーツ科学部
競技スポーツ学科
部活動に打ち込んだ6年間
- きっかけは大好きなバレー
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小学校3年生からバレーボールを続けていて、豊山中学の受験を決めたのは「バレーを楽しく続けられる環境があって、大学進学に有利」というのが大きかったです。学校見学の際に、雰囲気の良さを感じたのも決め手になりました。正直、勉強は嫌いで、塾に通うのも辛かったですが、親が支えてくれたおかげで無事に合格することができました。
- 部活動と勉強の両立
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豊山は日大付属校ですが、希望の進路を叶えるためには基礎学力到達度テストの結果が重要です。
部活動は全力で頑張りつつ、授業をしっかり聞くことを意識していました。家ではそこまで長時間勉強していませんでしたが、通学時間を活用して単語を覚えたり、テスト前になると周りが勉強する雰囲気になり、自分も「やらなきゃ」と刺激を受けました。
バレー部の顧問として6年間ずっとお世話になった梅田先生は、勉強や進路についても親身に相談に乗ってくれて、本当に頼れる先生の一人でした。豊山は先生との距離が近く、学習面でもしっかりサポートしてもらえます。
- キャプテンとして得たもの
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中学・高校と2度キャプテンを経験しました。中学時代は「とにかく楽しもう!」という気持ちでいましたが、高校ではチームの目標を意識するようになり、メンバーを引っ張る役割が求められました。時には厳しいことを言わなければならない場面もありましたが、その経験を通じて自分の気持ちをしっかり伝える力と、リーダーシップが身についたと思います。男子校ならではの仲の良さもあり、みんなで都大会ベスト16を目指して頑張れたのが良い思い出です。
- スポーツに関わる未来へ
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高校では理系を選択し、最初は理工系も考えていましたが、好きなスポーツに関わる道に進みたいと思い、スポーツ科学部への進学を決めました。豊山には、勉強と部活動を両立できて、仲間にも先生にも恵まれた環境。これから受験を考えている人にもおすすめできる学校です。
高等学校 在校生の声

高校2年 ⽂系進学コース
夢へのスタートダッシュ
- 高大連動型入試との出会い
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大学の模擬授業をきっかけに法律への関心を抱き、将来は法に関わる職業に就きたいと考えるようになりました。そんな中、「日本大学法学部法律学科高大連動型入試」という制度を知り、早い段階で明確な目標を持つことができました。
この制度では、高校2年生の冬に法学検定を取得することで、高校3年生の早い段階で日本大学法学部法律学科の推薦枠を得ることができます。そのため、早期から計画的に学習を進めることが可能になります。加えて、豊山は付属校であり、生徒一人ひとりが自由に夢を追いかけられる環境が整っています。そのおかげで、目標を明確にし、モチベーションを高めながら勉強に集中できるようになりました。
これからも、自分の夢に向かって全力で努力を続けていきます。

高校3年 理系特進コース
学びは「未来の私」へ残すもの
- 効果的な学習環境と理解を深める学びの姿勢
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私は学校で勉強する際、教室だけでなく、図書室や自習室も積極的に活用しています。どちらも静かで落ち着いた環境が整っており、勉強に集中しやすいと感じています。教室では、休み時間に友人と問題を出し合ったり、一緒に考えたりすることで、互いに理解を深めています。「教える」という行為は、自分がその内容をしっかり理解していなければできないため、自身の理解度を確認する良い機会となっています。
近年、思考力を問う問題が増えており、特に理系科目では公式の単純な暗記だけでは解決できない課題も多くなっています。そのため、知識を覚えるだけでなく、考え方を含めて「本当に理解しているか」を確かめることが重要だと考えています。
将来に向けて、私は研究を通して学問を深めたいと考えています。そのためにも、日頃から幅広い分野に関心を持ち、自分に適した分野を見極めながら学習を進めています。必要な知識をしっかりと身につけることで、将来進むべき道で困ることのないよう、日々努力を重ねています。

2024年度 文系進学コース3年
- 進学先
- 日本大学 商学部
会計学科
目標に向かって全力投球
- バスケに打ち込んだ日々
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バスケは兄の影響で小学3年生から始めて、中学では部活動とクラブチームの両方でプレー。高校では、東京都内でも強豪だった豊山のバスケ部に惹かれ、施設の充実度や通学のしやすさも決め手となりました。インターハイやウインターカップには届かなかったけど、関東大会に出場できたことはいい経験になりました。
- 部活動と勉強のバランス
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両立はそれほど苦ではなかったです。部活動は自分がやりたくて、楽しくてやっていましたし、勉強も授業をちゃんと受けていれば、そんなに困ることはなかったです。テスト期間は部活動の時間が減るので、その間に一気に勉強モードに。友達と勉強する時は、それぞれ自分のペースで進めつつ、休憩の時に集まって話したりしてました。
- 進路を決めたきっかけ
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高校入学時は将来のことなんて全然考えていなかったです。でも、高2の終わりにあった社会人セミナーで、いろいろな職業の人の話を聞いているうちに「面白そう」と思う分野が見つかりました。その分野が商学部で学べると知り、高3からはそこを目指すことにしました。豊山は日大の付属校だから、進路を考える上での安心感もありました。
- 大学の授業を体験
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高3の後期には、日本大学の「科目履修生制度」を利用して、商学部の授業を先取り。大学の授業は難しいですが、面白さも感じます。自分が学びたい分野なので、しっかり受けようという気持ちになれます。簿記に関する授業だったので、今は資格試験の勉強中です。
- 豊山で得たもの
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豊山での3年間は、自分の進路と向き合った時間でした。最初のテストで良い点が取れて、それを維持しようと決めました。自分の目標とする順位を超えられるよう、常に努力していました。男子校ならではの自由な雰囲気は、自分には合っていたと思います。周りを気にせずやりたいことに打ち込めたのは、豊山だからこそ。人として成⾧できたし、それが将来にもつながると思っています。