進路・進学合格者インタビュー

中高一貫課程生

日本大学 合格者

文系進学コース

進学先
日本大学 経済学部
産業経営学科

勉強への向き合い方

中学生の頃は、授業をただ何となく受けているだけで、無闇やたらに時間を過ごしていたように思います。特に目標があるわけでもなく、杜撰な学校生活を送っていました。高校に進学してからは、勉強が思うようにできず、初めて受けた基礎学力到達度テストでは、自分でも驚くほどの散々な結果を出してしまいました。そのことが大きなショックとなって、しばらくの間は授業にも集中できず、気持ちが沈んでしまいました。

そんな状況をなんとか変えようと思い、授業中に分からなかった内容や気になったことを、ひとつひとつメモに取るようにしてみました。最初はただ書き留めるだけでしたが、時間のあるときにそのメモを見返すようにすると、少しずつではありますが理解が深まっていきました。繰り返し確認することで、これまで曖昧だった知識が少しずつ自分の中に定着していくのを感じることができ、それが次第に勉強への自信にもつながっていきました。

あのとき、諦めずに自分なりの方法で向き合ったからこそ、最後まで勉強を続けることができたのだと思います。日大豊山で充実した学生生活を送れたことが、今では最高の思い出となっています。

理系進学コース

進学先
日本大学 理工学部
精密機械工学科

部活動と勉学の両立

私は日大豊山で中高6年間を過ごしました。中学では理科部の部長・副部長を務め、高校では生物部で同じく部長・副部長を経験し、写真部にも所属していました。生物部では最優秀展示賞の獲得を目指し、仲間と共に工夫を重ねながら準備に励みました。

部活動に熱中しながらも、勉強が疎かにならないよう、授業中に理解することを意識して取り組み、学業との両立を心がけていました。ただ、中学2年の頃からコロナ禍が始まり、一時は成績が落ち込んだ時期もありました。しかし、対面で学ぶことの大切さに気づいたことをきっかけに、高校からは気持ちを新たに再スタート。高校1年では評定5.0を取ることができ、勉強が苦手だった自分でも成長できたことを実感しました。

進学コースの授業では、基礎学力到達度テストの点数アップを目指して、日々の授業や7限講習など、先生方が手厚くサポートしてくださいました。そのおかげで、部活動と勉学を両立しながら充実した高校生活を送ることができました。

国公立・難関私立大学 合格者

文系進学コース

進学先
明治学院大学 心理学部
教育発達学科

当たり前をしっかりと

中学生の頃の私は、課題をほとんど提出せず、授業もあまり真面目に聞いていませんでした。テストも赤点ギリギリで、正直、勉強に対して前向きな姿勢ではありませんでした。

そんな私が変わるきっかけになったのは、高校で先生から言われた「受験はもう始まっているよ」という一言でした。その言葉にハッとさせられ、自分の将来について少しずつ考えるようになりました。そこから、完璧にはできなかったものの、少しずつ態度を改めていきました。すべての課題を出すことはできませんでしたし、赤点を取ってしまうこともありましたが、評定やテストの点数は徐々に上がっていきました。

地道な積み重ねの結果、推薦入試を受けられるまでになったことは、自分にとって大きな自信になりました。当たり前のことを当たり前にやる。その大切さを、豊山での高校生活を通して学ぶことができたと思います。

理系進学コース

進学先
東京理科大学 経営学部
ビジネスエコノミクス学科

目標を持つ

豊山では1年次から「大学説明会」や「職業適性検査」など、進路について考える機会が多く設けられていました。そのおかげで、自分の志望校を早い段階で明確に決めることができ、時間的にも気持ちの面でも余裕を持って受験勉強に臨むことができました。

それまでは、勉強に対してどこか義務感のようなものしか感じていませんでした。しかし、「志望校合格」という目標を持ったことで、自分がやっていることの意味がはっきりし、日々の学びが将来につながっているという実感が湧いてきました。自然と継続的に、そして主体的に学ぶ姿勢が身についていったと思います。

振り返ってみると、勉強に限らず何事にも「目標を持つこと」が、物事に向き合う上でいかに大切かを、豊山での生活を通じて実感しました。この経験は、これからの人生でもきっと生きてくると思っています。

文系特進コース

進学先
東京外国語大学 国際社会学部
国際社会学科

自分の希望が叶う学校

私の6年間の豊山生活は、本当に充実していました。特に器械体操では、ずっと目標にしていた関東大会に部活動の仲間と出場することができ、大きな達成感を得られました。さらに、豊山では部活動と外部クラブの掛け持ちが認められていたため、学校外の大会にも挑戦することができ、全日本ジュニア選手権への出場という貴重な経験も得られました。

進路面では、家族の影響もあり、幼い頃から「国際関係の仕事に就きたい」という夢を持っていました。高校では、ネイティブの先生と授業外でも積極的に英会話をしたり、総合的な探究の時間を通じて国際問題についての理解を深めたりと、自分の関心を広げながら学ぶ機会に恵まれました。こうした経験の積み重ねは、推薦入試の際にも大きな強みとなりました。

スポーツでも勉強でも、自分なりに納得のいく結果を残せたのは、豊山という環境があったからこそだと思います。先生方はとても温かく、生徒一人ひとりの可能性を見守り、支えてくれました。豊山は、自分の希望を本気で叶えたいと思う人にとって、力強い味方になってくれる学校です。

文系特進コース

進学先
明治大学 経営学部

失敗を恐れずに

私が「一般受験に挑戦しよう」と思ったのは、高校1年生のときです。日大への進学という選択肢もありましたが、せっかくの機会だからこそ、自分の力を試してみたいという思いがありました。学費の面でも親を安心させたいという気持ちから、国公立大学を目指して勉強をスタート。共通テストや2次試験の対策に本格的に取り組み始めました。

しかし、高校3年の夏を過ぎた頃から、まわりで指定校推薦や総合型選抜といった早めに進路が決まる選択肢の話題が増えてきて、正直なところ、一般受験よりも楽かもしれないと心が揺れました。
受験方針を変えるべきかどうか、本気で悩みました。担任の先生に相談すると「挑戦した方が後悔は残らない」と言ってくださり、その言葉が自分の背中を押してくれました。最終的に国公立大学には合格できませんでしたが、一般受験に挑戦してよかったと心から思っています。

そんな経験をした私から伝えたいのは、「受験ですべてが決まるわけじゃない」ということです。もちろん、受験するからには絶対に合格したいと思うのは当然。でも、思い通りにいかないこともあります。結果だけにとらわれすぎず、自分が納得できる選択をすることが大切です。失敗を恐れず、自分の意思で挑戦してみてください。

高校課程入学生

日本大学 合格者

文系進学コース

進学先
日本大学 商学部
商業学科

日々の積み重ねの大切さ

私はこの3年間、「こまめな復習」を大切にしながら学習に取り組んできました。授業中はとにかく集中して話を聞き、帰宅後はその日の内容を振り返りながら復習することを習慣にしました。この積み重ねが、授業で学んだ知識をしっかりと記憶に残すことにつながったと感じています。

日大豊山では、多くの教科で小テストが実施され、課題も復習中心の内容が多く出されます。こうした学校の取り組みと、自分の学習スタイルを併せて、学んだ内容をより深く定着させることができました。

また、豊山には話しやすく親しみのある先生方が多く、わからないところを気軽に質問できる環境もとてもありがたかったです。授業で疑問が生じたときには、先生が丁寧に、優しく教えてくださり、勉強に対する苦手意識も少しずつ和らいでいきました。

そうした日々の積み重ねの結果、定期テストや基礎学力選抜テストでは自分が掲げた目標点を達成することができ、無事に希望していた学部に進学することができました。この経験を通して、「目標に向かって地道な努力を続けることが、確実に結果につながる」ということを実感しています。

文系進学コース

進学先
日本大学 法学部
公共政策学科

科目等履修生での出会い

私は、高校2年の夏頃から本格的に法学部を目指して勉強を始めました。それまでは勉強に対する興味が持てず、1年次の基礎学では8000番台という成績でした。そんな中、「科目等履修生」という制度を活用して、法学部の講義を受ける機会を得たことが大きな転機になりました。

それまで、普段の授業を「長いな」と感じることもあったのに、その講義は90分と長時間にもかかわらず、むしろ「短い」と感じるほど夢中になっていました。「法学って面白い」と心から思えたことで、自然と学びたい気持ちが湧き上がり、そこから本気で勉強に取り組むようになりました。

努力を続けた結果、3年春の基礎学力到達度テストでは4200番台に、9月には1800番台にまで成績を上げることができました。こうして振り返ってみると、私にとっての転機は、「学ぶことの面白さ」に気づけたあの講義だったと思います。

大学進学のための制度が充実している日大豊山に入学して、本当に良かったです。

理系進学コース

進学先
日本大学 生物資源科学部
獣医学科

夢に向かって

私は幼少期から、小さな動物から大きな動物まで、様々な動物に接してきました。中でも、小学生のときに家族として迎えた犬が重い病気を患ったことは、今でも強く印象に残っており、それをきっかけに「獣医師になりたい」という夢を持つようになりました。

その夢を叶えるため、獣医学科のある日本大学への進学を目指し、その付属校である豊山に進学しました。獣医学科は狭き門であるため、日々の学習は欠かせません。特に苦手な教科の克服には苦戦することもありましたが、もともと興味があり得意でもあった生物の成績を伸ばすことで、モチベーションを保ち続けることができました。

振り返ってみると、良い結果を得られたのは、小学生の頃からの夢を本気で実現させたいという気持ちがずっと心の中にあったからだと思います。これからもその志を大切にしていきたいと思います。

国公立・難関私立大学 合格者

理系進学コース

進学先
東京理科大学 先進工学部
マテリアル創成工学科

楽しく努力

高校1年生の錬成テストで個人的に良い順位を取れたことが、自分の中で大きな転機になりました。それをきっかけに「もっと上を目指して頑張りたい」と思うようになり、より高い目標に向かって努力を続けることがモチベーションとなりました。

勉強法としては、通学中に単語帳を開いたり、休み時間を効率的に使ったりと、ちょっとした空き時間も無駄にしないよう意識しました。また、部活動の練習がほぼ毎日続く中でも、「部活と勉強を両立させる自分を誇りたい」という思いを持ち続け、手を抜かずに取り組んできました。

特に印象に残っているのは、放課後に部活仲間と教室で一緒に勉強したり、ファストフード店に集まって課題に取り組んだ時間です。そうした何気ない時間が励みとなり、結果的に学業でも部活動でも成果を出すことができ、大きな達成感を得ることができました。

理系特進コース

進学先
千葉大学 情報データサイエンス学部
情報データサイエンス学科

協力する強さ

私は、人と関わりながら勉強することを大切にしてきました。授業で分からなかったところはそのままにせず、先生に質問して一つひとつ理解できるよう努めました。また、定期的に友達と「自分たちはこの学習内容をどう捉えているか」を話し合う時間を設けるようにしていました。自分が理解していると思っている分野でも、違う視点から見ることでより深く納得することができ、学びが広がったように感じます。

入試前には、学校の図書室で友達と一緒に勉強することが日課になっていました。ただ一緒に集中できるというだけでなく、勉強の中で感じるつらさや不安を共有できたことは、精神的な支えとなりました。

もしあの時、先生と話していなかったら。もし、友達とあの分野について語り合っていなかったら。今の自分はなかったと思います。人と関わることで成長できる。それが、豊山で学んだ「協力する強さ」です。

文系特進コース

進学先
法政大学 文学部
史学科

挫折は成功の始まり?

「思っていたものと違う」と感じたとき、ふと周りを見渡せば、豊山にはたくさんの選択肢があることに気づきます。担任の松本先生が言っていた「若いうちは選択の変更ができる」という言葉。まさにその通りでした。

私は文武両道を目指して豊山に入学しましたが、「武」に挫折しました。でも、豊山という「個のサラダボウル」のような多様な環境が、そんな私を支えてくれました。そして私は決心しました。「勉強してやる!」と。そうして努力を続けた結果、大学進学を勝ち取ることができました。

何が言いたいかというと、豊山はこれまでの自分にとらわれず、新しいことに挑戦できる場所だということです。強豪が多い豊山の中で「自分は何のためにやっているんだろう」と思う瞬間があるかもしれません。そんなときでも、人生はいくらでも変えられる。私自身、「武」に挫折し、「文」に青春を費やした人間として、それを保証します。