海外語学研修No.14

晴れわたる空を眺めながら朝日を浴びて、生徒たちは今日も登校してきました。全員出席、OK!

日本にいる間、事前指導でお世話になったロバート先生(英会話)たちへのお土産を買うために、みんなで1ドルずつ出し合いました。財布を開けて、1ドル硬貨をスッと出せる人がいると思ったら、「どれが1ドルだろう?」と未だに分からない人もいました。どうやら買い物をする場所が家の近くにないようで、ほとんどお金を使っていない人もいるようです。何も言わずに25セント硬貨を4枚ジャラッと出す人もいれば、「セント硬貨が入ると迷惑ですか?」と聞いてくる人もいました。相手への気遣いはカナダに来てからというもの、ずいぶん学んだところだと思います。自分が行動するときに少しの気遣いを付け加えると、お互い笑顔になれますよね。

昨晩もいくつかのファミリーが集まって夕食を共にし、その後、湖へ行きました。カナダは日中暑いですが、朝晩は結構冷えます。陽も傾いて肌寒くなってきたころに、豊山生たちは次から次へと湖へ飛び込んでいきました。水の中は暖かく、水からあがるとヒンヤリとした風にあたって寒くなり、また水に飛び込んでいきます。湖に行く前は「寒くて入れませんよ」と言っていた人も、周りの熱にほだされて、気づいたら水着姿になっていました。群集心理ってやっぱりあるんですね。

「寒いから 湖なんて 入れない」→「寒いけど みんな飛んでる どうしよう」→「寒いのに 水中眼鏡 かける自分」→「寒いとか 言ってる人も come join us」

smile→dive→splash→cold→Body shakes→smile→dive→splash→→→→Body shakes,and smile.

さて、今日のことです。午前中はESL。午後はフェアウェルパーティーの準備をしました。飾りつけのポスターを作製したり、ホストファミリーへの手紙を書いたり、国歌(日本とカナダ)の練習をしたりしました。いよいよ終わりが見えてきて、「日本へ帰りたくない」「帰ったらまず何を食べよう」「宿題やらなきゃな」そんな声が聞こえてきます。

みんな!まだカナダにいますよ!!

あっという間の2週間が終わりそうです。残された時間を、悔いを残さずにやりきろう。もっと英語で話しかけよう。英語を聴こう。カナダの、オーウェンサウンドの、目の前の相手のことを知ろう。日本の、東京の、豊山の、自分のことを知ってもらおう。すごく意味のあることだと思うから。今の時間を大切にしよう。帰ってからのことなんて、帰りの飛行機でいくらでも考えられる。今を大切に、もっと貪欲にいこう。

こんなことを書いていると、日本の親御さんは心配してしまうかもしれませんね。大丈夫です。順調です。彼らは弱音も吐かず、ここまでよくやっています。積極的な姿勢も見えています。最後の最後、もうひと伸びを期待してしまうのです。

コメントを載せます。最終です。

高校2年

Tomohiro.I 「土曜日は僕の誕生日だったので、トロントにある遊園地に行きました。とても楽しかったです。」

Senji.O 「土曜日は午前中お葬式があり、家にいました。Sohto.I君がずっと寝ていたので、一人でテレビを見ていました。午後はウォータースキーで腕が疲れました。日曜日は朝から教会へ連れて行ってもらい、新しい文化を体験しました。そのあとはホストファザーに湖へ連れていってもらい、ボートに乗せてもらいました。そしてキャンプファイヤーをして終了。色々と心配なことはありましたが、とても楽しかったです。」

Ikuto.S 「語学研修でカナダにきてみて、自分の英語が意外と伝わることが分かりました。ホストファミリーも親切でとてもいい生活を送っています。ベストを尽くして、自分なりに大切ななにかを見つけたいと思います。」

Shun.S 「今日は土曜日。朝七時に起きた。少し眠気が残ったが心地よい朝だった。だが私は少し高揚感を覚えていたのだ。そう!今日湖に行くのだ。私の友達のホストマザーとともに行った。それはとても良き思い出であった。湖は体が悲鳴をあげるほど冷たかった。だがまぁ色々体の保養になった。今日だけで視力が1上がった気がする。まぁとりあえずとても充実した日であった。明日も今日のような高揚感を覚える日がいい。追記※ちなみに今日のホストマザーは赤のバスローブではなく花柄のバスローブを着てガニ股で踊っていた。」

Kosuke.O 「休日はTobermoryという町に行きました。この町の湖はとても綺麗で非常に賑わっています。湖で泳ぐ予定でしたが冷たすぎて泳げませんでした。」

Sohto.I 「僕たちは日曜日に教会にお祈りに行きました。仏教の作法は知っていたのでその違いにとても驚きました。とてもいい経験をされてもらったホストファミリーにとても感謝しています。」

Kanata.F 「ホームステイをした当初は『自分の伝えたいことがうまく英語にできなくて相手に伝わらないのではないか?』や『日本での暮らしと違いすぎて馴染めないのではないか?』などの不安がありました。いざホームステイをしてみると自分の英語が伝わらなくてもホストファミリーは優しく「OK」と言って、自分が単語を調べてる間待ってくださったり、生活も少し日本と違うところもありますが、とても楽しくホームステイできています。まだホームステイの途中ですが、今回ホームステイに参加することができて本当に良かったと思っています。最後にカナダに来て何となく思ったことは日本人は押すなと言われると押したくなるけど、外国人は絶対に押さないだろうなと思いました。」

Reo.A 「27日土曜日にPort Elgin Beechに行きました。Port Elgin Beechはヒューロン湖にあります。水がとても透き通っていて泳ぎやすく、とても楽しい時間を過ごせました。」

Ryuichi.Y 「土曜日にホストファミリーのお母さんと一緒に公園で遊びました。日曜日は湖に行って遊んで、ホストファザーの猫と遊びました。」

明日は午前ESL、午後Memory book作製。夜にフェアウェルパーティーです。